工場内サイバースペース、脅威を可視化

生産性のさらなる向上を目標に、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」の活用が産業界に広がっている。

昨今、悪意をもって巧妙化しつつその数を増やしているサイバー攻撃は、金融システムや社会インフラ、そしてIoTの拡大を背景に、プラント等の停止や身代金要求などにも狙いを定めている。

施設および環境データ、生産設備や制御機器などをインターネット・プロトコル網で結ぶ――。「工場ネットワーク」はその脆弱性対策が非常に重要。IoTの普及により、脅威監視対策がますます肝要となる。工場では、外部からの持ち込み端末(未登録端末)を経由したウイルス感染への対策も重要課題になっているという。

萩原電気、トレンドマイクロ、アラクサラネットワークスは、製造業向け工場内脅威可視化ソリューション「In-Line Security Monitor」を共同開発。工場ネットワーク内でウイルスが検知された際に現場保全員の初動を促進し、ウイルス被害を最小限に抑えることを目的としたものだという、同ソリューションを、萩原電気が今年4月から提供開始する。

「In-Line Security Monitor」の特長は次の通りだ。

・ 現場保全員向けにカスタマイズされた、セキュリティ情報の可視化
・ ネットワークセンシング技術により、製造ラインにおける制御システム内部の脅威を監視
・ 振る舞いを学習し許可リストを自動生成するホワイトリスト機能により、未登録端末の通信を遮断
・ インダストリアルIoTに対応した組込コンピュータをプラットフォームに採用
・ リチウムイオンキャパシタUPS搭載により電源トラブルや瞬間停電からコンピュータを保護

Trend Micro Policy Manager」とアラクサラのスイッチが連携することで、不審な通信を発信する端末を特定し、工場ネットワークから自動的に切り離す機能の提供も今年中をめどに予定している。

萩原電気、トレンドマイクロ、アラクサラネットワークスが3 社共同による工場内脅威可視化ソリューション「In-Line Security Monitor」を開発

カテゴリー: 情報通信 , セキュリティ   

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