Yahoo! JAPANが新しい働き方を探求する公開実験を実施

ヤフーは、産官学から9企業・17アドバイザーが参画する京都工芸繊維大学新世代クリエイティブシティ研究センター(以下、NEO)と共同で、新しい働き方を探求する公開実験「"はたらく"のつなぎかた」を実施する。

同実験では、3つのチームに分かれて公開参加型の実験を行う。空間デザインチームでは、特徴的な形のベンチや雲の形をした半透明のパーティションなど、NEOがデザインした家具のプロトタイプをLODGE内に設置し、様々な使い方や行動を促す。見慣れない形の家具や、変わった姿勢での作業が、出会いや交流のきっかけとなるかという効果を検証する。

センシングチームでは、温度や湿度、騒音、照度が取得できる環境センサーや、利用者の動きや軌跡を取得する人流センサーなど、5種類のIoTセンサーやデバイスをLODGE内に設置。取得したデータを集約してLODGE内のモニターにリアルタイムで表示し、働く環境を可視化。「賑わっているエリアはどこだろう」「集中できる場所はどこだろう」など、利用者は心地よく働ける環境を自身で把握でき、行動に移せるという。

作法チームでは、1月23日にLODGEで初めて出会った利用者同士の交流を促す様々な仕掛けを施したイベントを実施する。イベント参加者はバッジをつけ、LODGE内で互いに挨拶を交わし自己紹介カードを交換。また、「環境/エネルギー」や「教育/生涯学習」などのテーマによって作業エリアを区切るなど、興味関心の近い参加者同士の交流を促す仕掛けを施すという。