あらゆるモノがネットにつながる「IoT」を基盤にして、さまざまなモノやコトがスマートになってゆく。近ごろ読者の皆さんは歯科医院を訪問されましたか? 当編集部員は定期健診の際、たいてい磨き方を強く指導されます――。毎日ちゃんと磨いているつもりなのに。
歯科衛生士さんが「いいね!」といってくれる、歯磨き上手への道は長く険しい。と思っていたらきょう、近道が発表された。
サンスターと富士通は、IoTスマートハブラシ「G・U・M PLAY(ガム・プレイ)」と、「FUJITSU Knowledge Integration」に基づいた歯科医院向けクラウドサービスとを連携させた、先進予防歯科サービスを来年1月31日から提供開始――G・U・M Playに新たなアプリも追加とのことだ。
生涯にわたり口腔の健康を維持するためには、歯科医師による定期的なプロフェッショナルケアと、毎日のホームケアによる予防歯科行動が非常に大切だという。両社が提供する新サービスは、富士通クラウドに集約された患者の口腔情報(レントゲン写真、検査結果や歯科衛生士のコメント等)と、G・U・M PLAYに蓄積された毎日の歯磨き情報(みがき方の採点や、みがき残し状況の可視化)を連動させる。
今回、すでに約50の予防型歯科医院で実績のあるクラウドサービスと、G・U・M PLAYとが情報連携することによって、歯科医師や歯科衛生士は、来院時の患者の口腔状態に加え、自宅での日々の歯磨き状況もデータとして確認したうえで、よりパーソナライズされた歯科指導が可能になり、患者の積極的な予防歯科行動を促進できる。
新アプリでは、磨き方の癖や磨き残しの状態に合わせた歯科医院での指導、即ち最適な歯磨き手順や時間配分を設定可能。スマホ画面に示されるその人に合った方法に従い歯を磨き、日々の状況を確認することで、より良いホームケアを継続的に行えるという。