児童/生徒の気持ちの状態と交友関係を把握

武蔵村山市立小中一貫校村山学園、NECネッツエスアイは、D2EMOTION製のスマート感情ケア・ソリューション「FEELBOT」を活用して、児童/生徒の気持ちの状態と交友関係を把握し、学級の指導を支援する実証実験を2018年3月まで実施する。

FEELBOTは、児童・生徒がタブレット端末を利用して感情や交友関係を入力し、そのデータを教師が確認することで、児童・生徒の心理状態を分析できるグループ内の構成員管理支援システム。既に韓国では、忠清北道の小中学校73校で利用されている。

今回の実証実験では、D2EMOTIONが、FEELBOTソフトウェアとタブレット端末を貸与し、NECネッツエスアイがFEELBOT用のサーバの貸与、その運用・保守を行う。

児童・生徒は、登校時・下校時の1日2回、自分の気持ちを表現する操作(心の表情、心の色、幸せ点数の選択)を行う。下校時には、好感を持っているクラスの友達に「ハートを送る」。また、教師に直接メッセージを送ることもできる。

教師は、ハートを送るのやり取りの状況により友達への関心の度合いを把握。週や月単位で感情の状態を一覧できるため、変化を早期発見できる。児童・生徒が入力したデータを分析した「感情分布図」によりクラス全体の状況・変化をつかむことができるというメリットがある。