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地番・筆界情報を地盤情報データベースで参照可能に
アサヒ地水探査とNTT空間は、NTT空間情報が提供する地番・筆界情報を、アサヒ地水探査が提供する地質地盤情報データベース「G-SpaceⅡ」で参照可能にし、サービス連携を強めることで合意した。
今回のサービス連携では、Web-GISで地盤・土地・環境に関する情報を提供するデータ閲覧サービスであるG-SpaceⅡ」に地番・筆界情報を搭載した。Webブラウザで地番・筆界を閲覧でき、クリック地点の地番を表示する。地番入力による検索も可能で、地番・筆界表示エリアは現在東京都全域と首都圏エリア(東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、山梨)の住居表示地域だが、今後首都圏エリア以外にも順次拡大する予定だという。2017年12月31日までの間、試用期間を設けている。
アサヒ地水探査が提供するG-SpaceⅡは、国内最大規模の約37万本のボーリング柱状図をはじめ、地質・地盤や土地、水、環境に関する情報を集約した専門家向けのデータベース。NTT空間情報が提供する「GEOSPACE 電子地図」は、地形や建物の形を精密に撮影した航空写真や、都市計画図などの公共測量成果物をベースに作成した地理空間情報コンテンツ。公図を電子化し、筆界をベクトルデータとして整備したベース地図、地番情報を付与している。
アサヒ地水探査とNTT空間情報は、両社の強みを生かしてサービスの連携を強化し、地番整備の拡大や継続した更新によって、地盤調査業界や土壌汚染調査業界、不動産投資会社などに加えて、デベロッパーや不動産業界の調査業務や営業活動の効率化・精緻化を支援する。