迅速なクラウド接続の実現に向け「Amazon FreeRTOS」を統合

日本テキサス・インスツルメンツは、IoT(モノのインターネット)の各エンドポイントとクラウドの接続を迅速、安全に実現するため、SimpleLinkマイコン・プラットフォームに新しい「Amazon FreeRTOS」を統合した。

Amazon Web Services(AWS)はTIと協働して、開発各社がAWS IoTサービスへの接続を迅速に確立し、素早いシステム開発を可能にするハードウェアとソフトウェアの統合ソリューションを開発してきた。

米国ネバダ州ラスベガスで開催されたAWSの年次イベント「AWS re: Invent 2017」で発表されたAmazon FreeRTOSは、マイコンをベースとしたコネクテッド・デバイスの迅速かつ簡単な展開や、数百万ものデバイスに達するスケーリングの複雑さがないIoTアプリケーション開発などに必要となる、各種ツール群を提供する。クラウドへの接続が可能になればIoTデバイスのアプリケーションは、クラウドが提供する各種機能の利点を活用できる他、AWS Greengrassを使ったローカルのデータ処理の継続もできる。

TIのSimpleLink Wi-Fiである「CC3220SF」ワイヤレス・マイコンLaunchPad開発キットは、今回からAmazon FreeRTOSをサポートし、セキュアストレージ、クローニング保護、セキュアブートローダやネットワーキングセキュリティなどの組み込みのセキュリティ機能を提供する。開発各社は、これらのセキュリティ機能の利点を活用して、クラウド接続のIoTデバイスへのIP(知的財産)やデータへの脅威、その他の危険に対する保護機能を構築できるという。

TIでは、IoTノードやゲートウェイ向けに有線やワイヤレスのコネクティビティ、マイコン、プロセッサ、センシング技術、電源管理やアナログソリューションをはじめとした、ビルディングブロックの幅広いポートフォリオの他、AWSをはじめとしたクラウドサービスプロバイダ各社のコミュニティを提供して、開発各社のクラウド接続を迅速化することを目指す。