情報通信
サブスクライバー分析SaaS、日本でも展開
昨今、製品の購入よりもサブスクリプション(加入)契約で自由にサービスを選ぶ。新しい消費者ニーズへの対応を企業が迫られている。
全世界で2025年までに経済効果を約700兆円規模と予測(シンクタンク:マッキンゼー・グローバル・インスティテュートにて)されている――あらゆるモノがネットにつながる「IoT」。そしてデジタルトランスフォーメーションは、日本国内でも大手製造業を中心に既に始まっていて、それらのサブスクリプション市場が急速に拡大し続けているという。
Zuora®(米国加州サンフランシスコ)とZoura Japanは、サブスクリプション・ビジネスにおける収益化のためのプラットフォームを提供していて、サブスクリプション・エコノミー®でビジネスを成功させるためのサブスクライバー(加入者)分析ソリューション「Zuora Insights」を、きょうから日本で提供開始すると発表した。
サブスクリプション・エコノミーでの成功には、継続的な収益の最適化と、既存サブスクライバーの解約率削減が重要な鍵となる。定期収益、解約率、顧客維持率、顧客生涯価値などの新たなビジネス指標にもとづき、分析を行う必要がある。だが、CFO Magazine調べでは63%の企業が現状のしくみを「非効率的」「意思決定に紐づかない」などと回答。これでは戦略的な意思決定を行えない。
経営陣を支援するZuora Insightsは、サブスクリプション・ビジネスの上流から下流までの業務(プライシング、見積り、受注、契約管理、請求、回収、KPI)を一気通貫でサポートする、SaaS型プラットフォームZuora Centralのオプションとして提供される。サブスクリプション・ビジネスにおいて、新たな収益の機会を発見し、サブスクライバーの解約兆候を察知し、その根本原因に対処できるという。