デジタルマーケティングの統合支援サービスを発表、TIS
オムニチャネルの進展やスマートデバイスの普及を背景に、企業のマーケティングチャネルが多種多様化し、消費者の購買行動が複雑化している。そのため、コールセンターやPOS、CRM(Customer Relationship Management)など様々な形式のデータ収集と膨大なデータの統合的な管理が課題となっている。
このような背景から、企業のマーケティングにおけるデータ管理では、どのような形のデータでも収集・統合でき、オンラインとオフラインを横断した様々なチャネルに接続できる柔軟性が重要視されている。TISでは、多構造化・非構造化データなど、様々なソースからのデータ収集、統合、連携ができるTREASURE CDPの導入支援サービスを提供し、企業のマーケティング業務のオンラインとオフラインを横断した様々なデータ統合の実現を支援する。
TREASURE CDPは、100兆件以上のデータを管理、分析できる実績を基に各種サービスへ容易に連携する、国内で200社以上が利用しているカスタマーデータプラットフォーム(
2017年11月時点)。オンライン広告やマーケティング、CRM領域のデータに加えて、顧客一人ひとりの行動データや属性データなどのデータを統合することで、パーソナライズを軸とした「デジタルトランスフォーメーション(DX)」を可能にする。
TISでは、TREASURE CDPを統合マーケティングサービス「TIS MARKETING CANVAS(ティアイエス・マーケティング・キャンバス)」のデータ活用ソリューションの1つとして提供し、企業のマーケティング業務の高度化を支援していくという。
TISは、TREASURE CDPをコールセンターシステムと連携させて「Webを見て電話問い合わせをした個客のオンライン情報とオフライン(電話)情報を紐付け、行動履歴を可視化する」など、企業のOne to Oneマーケティングを支援する。また、流通・小売、金融、メーカー、通信、エネルギー、旅行、サービスなど社内に散財する顧客データの統合に課題を持つB2C企業向けに提供する計画。同社は2020年までに30件の導入を目指す。