受信FAXを自動で電子化して振り分けするサービス

サイオステクノロジーと大塚商会は、受信FAXを自動振り分けする「ペーパーレスファクスソリューション」を2017年12月1日から提供開始する。省スペース化と文書検索の効率化を支援する。

ペーパーレスファクスソリューションでは、サイオステクノロジーが開発したリコーの複合機向けアプリケーション「Easyファクス」を、大塚商会が導入支援サービスや保守サービスなどと合わせたソリューションパッケージとして販売する。

Easyファクスは、受信したFAX文書をあらかじめ設定した振り分けルールに従い、発信元や受信年月日などのフォルダを自動生成して振り分ける。また、同時にリネーム処理を施して電子化して保存する。データの保存先は社内ネットワーク上の共有フォルダ以外に、日本マイクロソフトが提供するクラウドサービス「Office365」のSharePointやOneDrive for Businessを保存先に選択できる。

政府が主導する「働き方改革」を進めていくための課題の一つが、日々の業務の中で発生する紙文書の存在だ。紙文書の管理には相当な手間とスペースが必要で、必要な文書を探すのにも時間がかかる。大塚商会とサイオステクノロジーは、従来から紙文書をなくしてペーパーレス化を推進するスキャンソリューションを提供し、省スペース化と文書検索の効率化を進めている。

サイオステクノロジーによると、この今回発表したサービスを利用することで、外出先や在宅勤務などのリモートワーク環境でも会社で受信したFAX文書を電子データで確認でき、様々な環境下で働く従業員の効率的な業務を支援するという。

ペーパーレスファクスソリューションの価格は5万円(税別)から。中小企業でも導入が容易であることが特徴の一つで、リモートワークなど多様化する働き方と親和性の高いクラウド型ソリューションとも連携し、初年度の販売目標は1,200本を計画している。