北九州市で介護ロボットによる歩行練習の実証が始まる

リーフは、北九州産業学術推進機構(以下、FAIS)の協力の下、北九州市の介護ロボット実証事業の取り組みとして、自社で開発した介護ロボットを用いた実証を特別養護老人ホームで開始した。

今回の実証では、介護ロボット・歩行リハビリ支援ツール「Tree 介護用(仮称)」を用いる歩行練習が入居者の機能強化や自立支援へどのように寄与するかについて検証する。Tree 介護用は、脳血管障害などによる片麻痺の障害を持つ人を対象にした歩行リハビリ支援ロボット「Tree」をベースに、介護施設における歩行練習用ロボットとして開発されたもの。

実証施設の入居エリア(廊下等共同生活空間)において、週2日以上のTree 介護用を用いた歩行練習を行う。ロボットでの歩行練習時には、施設の理学療法士が入居者の歩行能力に応じた歩行速度を設定。歩行練習時のロボット操作は、事前にリーフより運用教育を受けた介護スタッフが行い、入居者は介護スタッフの介助、もしくは見守りの下で上限20分間の歩行練習を実施する。

入居者の介入前、介入中、介入後の運動機能、認知機能の変化を収集したデータを検証する。運動機能は TUGテスト、歩行テスト、片脚立位テストをリーフが開発した「歩行評価インソール PiT Care(ピットケア)」での検証を、認知機能については改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)での検証を予定している。

また、入居者や介護スタッフ、セラピスト、施設長に対して介入前後に書面でのアンケートを実施し、実証に対する主観評価や心理評価を行い、実証を行う前後での変化を確認する。

リーフによると、通常よりも安定した歩行練習、歩行距離の拡大による自立した生活につながる身体機能の向上、自立支援につながることで介護スタッフ、家族の身体的、精神的な負担軽減を目指すという。また、ロボットによる非日常的な練習を行うことで、入居者の歩行練習における意欲の維持・改善を図る。介護スタッフが入居者の歩行状態を把握する機会となり、今以上の質の高い介護サービスの提供も期待できると説明する。

北九州市内の介護施設で、歩行練習に特化した自立支援型介護ロボットの実証を開始

関連サイト:

カテゴリー: 情報通信 , ロボット/AI , ヘルスケア   

大島 純一郎

大島 純一郎Author

証券系システムエンジニアやIT系資格対策問題集の編集、IT系Webメディアの編集記者などの経歴を生かして、企業向けIT関連の記事制作に携わる。専門は、IT、金融、医療分野。医療情報システムの企画/構築、運用に関する知識を有する専門者としての資格、医療情報技師、情報セキュリティアドミニストレータの保有者。

Pickup

4K対応IP-STBのODM製品を提供
IoT/M2M関連機器ODM専業メーカーのサーコム・ジャパンは、2018年3月13日に法人向けODM製品として4K対応IP-STB「STB122シリーズ」を提供開始する。  続きを読む

関連記事