アシックスは、ディケイエイチ（以下、DKH）と、スマートフォンでランニング中の動画を撮影するだけでランニングフォームを分析できるiPhone用スマートフォンアプリ「Run-DIAS（ランディアス）」を共同開発した。2017年11月にDKHからリリースされる。
Run-DIASは、撮影された映像をクラウド上のAI（人工知能）で自動解析して関節位置を割り出し、認識した関節位置データからフォームの分析・評価を行う無料のスマートフォンアプリ。
アシックスが蓄積したランニングフォームに関するデータや知見を活用し、独自のアルゴリズムによってランニングフォームの分析・評価を行う。14カ所の関節位置データから、「ストライド」「ピッチ」「上下動」「体幹の前傾」「腕の振り幅」「脚の振り幅」の6項目について数値を割り出して評価し、平均と比較した際の傾向を自動的にフィードバックする。
動画をアプリ上で撮影するか、もしくはスマートフォンにあらかじめ保存された動画をアップロードすると、数分で分析結果がスマートフォン上に表示される。アシックスによると、従来のアプリのように手動で関節位置を割り当てる作業などは不要で、特別な機材を必要としないため、手軽にランニングフォームの分析ができるという。
アシックスでは、中期経営計画「ASICS Growth Plan（AGP）2020」で「デジタルを通じたスポーツライフの充実」をコア戦略の1つに掲げ、デジタルの力を活用し、ユーザーがスポーツから得る充実感をさらに高めることを目指している。今後もデジタル技術を駆使した最先端のサービスを創出し、ユーザーのスポーツ体験に新たな価値を提供していく計画。