情報通信
コミュニケーションバリアフリーに向け連携
アドバンスト・メディアの音声認識 多言語翻訳アナウンスサービス「AmiVoice TransGuide(アミボイス トランスガイド)」とヤマハの音のユニバーサルデザイン化支援システム「おもてなしガイド」が連携した。
AmiVoice TransGuideは、音声認識を活用し、スマートフォンやタブレット端末に英語・中国語・韓国語の翻訳結果を表示し、音声合成によりアナウンスをするハイブリッド型の音声翻訳サービス。登録文は自由にカスタマイズが可能で、話すだけで簡単にアナウンスの呼び出しができる。
おもてなしガイドは流れてくる対応アナウンスをスマートフォンのアプリなどで受信することで、その内容を多言語に翻訳された文字で確認出来るアプリケーション。国内の空港やエアライン、鉄道、バス、商業施設、観光施設、自治体などと連携し、「音のユニバーサルデザイン」に対応したアナウンスの拡大に向けた実証実験を実施している。
今回、さらなるコミュニケーションバリアフリーを目指し、2つの製品が連携。音声と共に文字でアナウンス内容の受信・確認を可能にした。
今回の連携により、AmiVoice TransGuideで流したアナウンスを、手元のおもてなしガイド対応アプリケーションを通じて文字で確認することができる。また、双方ともWi-Fiやインターネット環境がない場所でも利用ができるため、地下や屋内などの電波の届かない場所や、緊急時の情報伝達や避難誘導にも利用できる。
今後、AmiVoice TransGuideの拡充に向け、交通機関や宿泊施設などでの外国人観光客・障がい者向けの避難誘導訓練等の実証実験に参加する予定。