SDN技術は、およそ5年前から話題となっている。新規ビジネスの展開や顧客の要求などに応じて柔軟かつ迅速にシステムを構成変更する、ITサービス事業者での導入が盛んになり、そのしくみが一般企業・団体のITシステムにも利用され始めている。
今日、アライドテレシスと、ウォッチガード・テクノロジー・ジャパンは、両社の製品を連携させたSDNソリューションが、東京ビッグサイトで今週末から開催の「第45回東京モーターショー2017」のプレスセンターに採用されたことを発表した。
「世界を、ここから動かそう。BEYOND THE MOTOR」をテーマに開催されるTMSには、国内外から1万人を超える記者が訪れる。彼彼女らが記事を配信するプレスセンターにおいては、映像を含む大量データの一斉送信が予想される。取材・編集後の大容量データ通信にも耐えうる安定かつセキュアなネットワーク環境が求められる。
拠点への導入機器は、アライドテレシス社製AT-SESC-APL(SDNコントローラー)×1台、AT-Vista Manager EX×1台、AT-x510-28GPX×4台、AT-x930-28GTX(AMFマスター)×1台、AT-SH230-10GT(AMFメンバー)×35台、AT-TQ4600×9台、ウォッチガード社製Firebox M670×3台、Firebox M570×1台。
アライドテレシスの「SES」は、エンタープライズアプリとネットワークを連携/連動させることにより、セキュリティの強化、ネットワーク運用管理にかかる工数を削減。ウォッチガードの「Fireboxシリーズ」は、さまざまなサイバー攻撃に対して強固なセキュリティ機能群による多層防御を提供。両者の組み合わせにより、万一のときにも、感染端末の通信をエッジ・スイッチで遮断・隔離し拡散を防止するといった対策を実現するとのことだ。