情報通信
第一弾では河川などの水位情報をIoT一括管理
自然災害から住民や農作物、橋梁等の社会インフラを守りたい。少子高齢化により労働力が減少する中、人手に頼らず設備の安定稼働を長期的、効率的に見守りたい。昨今、そういったニーズが高まっているという。
オムロンソーシアルソリューションズは、様々なセンサと遠隔監視通報装置をパッケージにして、センシング情報を一括管理できるIoT(モノのインターネット)スターターキットの製品化を進めている。そして、その第一弾「IoTerminal for BCP水位計測-」を本日より、50%OFFでネット限定販売する。BCP(事業継続計画)に資する同製品は、近年増加傾向にある水害、台風や集中豪雨などによる被害から住民や農作物、構造物を守るために、河川などの水位を計測できるセンサをパッケージ化したものだ。
アナログ/パルスなどマルチインターフェースと最大16点までの入力を装備し、様々なセンサを接続することで現場の状況/状態の変化がリアルタイムで把握できる。遠隔監視通報装置もオールインワンにした同製品では、データ通信からオムロンデータセンタのクラウド利用までを一体化しているため、通信会社との個別契約やシステムの構築などにかかるユーザの手間を削減――。手軽に試してもらえるとのこと。
計測データはWebブラウザを使ってスマートフォン等で24時間365日閲覧でき、いつでも、どこでも情報収集することが可能だという。同社は今後、水位以外にも、風向、風速、積雪、気圧、振動など情報収集したい対象に応じてセンサを変更しパッケージ化することで、ユーザの幅広いニーズに応えていく構えであり、駅務システム事業や交通管理・道路管理システム事業など社会システムの提供で長年培ったノウハウと、オムロンのコア技術である「センシング&コントロール+Think」を駆使し、社会的課題の解決を通じて、安心・安全・快適な社会づくりに貢献していくとした。