KDDIは、ドローンビジネスをはじめる法人向けにドローンビジネスをフルサポートするパッケージサービス「KDDI IoTクラウド ~ドローンパッケージ~」を提供開始した。
今回発表したパッケージは、ドローンビジネスを始める法人に対して、機体や損害保険の提供、飛行許可申請などのサポート、フライトトレーニングといった導入時点で必要となるサービスを提供する。
具体的には「点検用」「非GPS環境対応」「直接作業型」など空撮や測量、構造物の保守・点検、物資配送など要望に応じた産業用ドローンの機体を提供する。機体が破損した際の機体の修理費などを補償する保険、対人・対物事故を起こしてしまった際の第三者からの賠償を補償する保険を機体購入時にセットで提供する。
ドローンを飛行させるためには、国土交通省へ飛行申請の提出が必要な場合がある。KDDIがその飛行申請をサポートする。ドローンを安全に飛行できるよう、少人数制での座学講習、運用や操縦に関する実践的なトレーニングなどを実施する。
運航管理システムを使用することで、ドローンの自動航行と指定ポイントでの撮影や録画が可能。このパッケージはクラウドサービスによる提供のため、デバイスを問わず機体情報やフライト情報の登録/編集が可能。また、国土交通省が認可する認定機関のライセンス保有者(認定フライヤー)による操縦代行や空撮サービスを提供する。
その他、運航管理システムや操縦代行・空撮サービス、空撮画像のレポート作成や3D画像計測、映像中継など要件に応じて実際の利用用途に沿ったサービスも提供する。加えて、通信モジュール(電波法に基づく実用化試験局の免許取得が必要)を搭載したドローンの飛行を試験的に可能とするオプションメニューも用意する。
サービスの提供料金は、559万7,000円(税別)から。