大東建託と東電PG、IoT活用のスマート賃貸住宅の共同実証実験

大東建託と東京電力パワーグリッド(以下、東電PG)は、東電PGが提供する宅内IoT(モノのインターネット)プラットフォームを活用したスマート賃貸住宅の共同実証試験を開始した。

今回の実証試験は、対象となる住宅の分電盤に住宅全体の電気の使用状況を測定する専用電力センサーを設置し、電力データを活用した新たなサービスを検討・検証することを目的としている。

大東建託は、宅内IoTプラットフォームが提供する電力データ、家電製品使用状況把握により、入居者向けに提供している「DK SELECT 進化する暮らしアプリ」での電気使用状況の可視化や、様々な生活サービスの提供を検討・検証する。

DK SELECT 進化する暮らしアプリは、大東建託グループが管理する賃貸住宅の入居者専用アプリ。住まいの困りごとやトラブルなどをスマートフォンアプリから問い合わせできる。また、管理会社からのお知らせや居住地域のお役立ち情報、毎月の家賃や公共料金を確認可能。

東電PGは、取得したセンサーデータを分析・加工する宅内IoTプラットフォームの提供、新サービス実現に向けたデータ分析・加工を検討・検証する。また、様々な事業者との連携により、全国の利用者に便利で安心な暮らしを創り出すことを目標にしている。

実証実験は、2017年10月11日から12月31日までの約3カ月間。関東圏内の住宅20棟を対象に実施する。