教育機関でクラウドネットワークのニーズが高まる

Extreme Networks(以下、Extreme)は、IT/ネットワーク管理者633人を対象にしたグローバル調査「Cloud-Managed Network Tends and Insights」を実施し、その結果を発表した。

今回の調査では、調査対象者のうち17%以上がクラウド管理型ネットワークをすでに実装済みであることが分かった。また、回答者の55%がクラウドソリューションを検討中、または2年以内に採用予定だった。Extremeによると、2016年の調査から41%増となり、クラウド導入の検討が拡大していることを示しているという。

また、企業・組織がIT環境をクラウドに移行したい理由で最も多かった回答として、「どの場所からでもリソースにアクセスできる」が60%、次いで「管理の容易さ」が53%だった。

現在利用しているクラウドサービスについては「電子メール」が59%と最も多く、「データファイルストレージ」が41%と続いた。クラウドをネットワークまたはシステム管理のサポートに利用していると答えた回答者は全体の18%で、5年以内に利用を計画しているとしたのは27%だったという。

Extremeによると、依然としてセキュリティ面がクラウドベースのサービスにおける最大の欠点としてみなされている一方、IT環境をクラウドに移行する理由として76%が「セキュリティの強化」と回答という。また、教育機関の学生や教師、スタッフが幅広いアプリケーションへのアクセスを可能にするクラウドソリューションを求める傾向がますます高まっているとの見解を示した。