次世代ロボットを搭載したロボットショールームカーが全国縦断

オリックス・レンテックとオリックス自動車は、複数メーカーの次世代ロボットを搭載したロボットショールームカー「移動 Robot Lab.車」を共同制作した。11月初旬から福岡県福岡市を皮切りに、「移動 Robot Lab.車 全国ツアー」を開始する。

移動 Robot Lab.車は、オリックス自動車が架装した特別仕様のトラックに、オリックス・レンテックがレンタル提供する次世代ロボットを搭載した車両。

オリックス・レンテックでは、2016年4月から次世代ロボットのレンタルサービス「RoboRen」を開始。2017年1月には東京技術センターにロボットショールーム「Tokyo Robot Lab.」を開設し、複数メーカーのロボットの動作や操作性を直接体験できる場を提供してきた。また、2017年9月には、自動搬送ロボットを常設展示した「Tokyo Robot Lab.2」を新設してラインアップを拡充していた。

今回、移動 Robot Lab.車で全国を巡回することで東京までの来場が難しい企業の担当者でも最新ロボットを間近で体験することが可能になる。車両の仕様についてはオリックス自動車が担い、4トントラックの調達、内装、外装ラッピングを手掛ける。また全国ツアー時に各地の営業所の駐車スペースを提供する。

今回の全国ツアーでは、第一弾として九州・中国エリアなどの製造業やエレクトロニクス産業を中心とした企業を訪問する予定。

日本国内では、製造現場をはじめ様々な分野で労働人口の減少や生産性の向上への対策が急がれている。解決策の一つとして、企業によるロボットの導入検討が進む一方、高額な初期コストをはじめ、機種の選定知識や操作方法の習得などの課題があった。