NTTドコモ回線対応のLTE通信モジュールを開発

セイコーソリューションズは、アナログ音声インターフェースを搭載した、NTTドコモ回線対応のLTE通信モジュール「MM-M61D」を開発し、2017年10月末から販売を開始する。IoT/M2Mから音声通話用途まで幅広い用途に利用できる。

近年、通信インフラのLTE(Long Term Evolution)化が進んでおり、設備監視などのIoT/M2M用途だけでなく、ATMやエレベーターなどの業務用直通電話をはじめとする音声通話用途に関しても、LTEへの置き換え需要が高まっている。

MM-M61Dは、こういったニーズに応えるべく開発されたアナログ音声インターフェース搭載のLTE通信モジュール。音声Codec搭載によりアナログ音声インターフェースに準拠している。VoLTEでの音声通話により、高音質かつ音声通話を使用する様々な用途で利用できる。

さらに、ユーザーアプリケーション実行領域をはじめとする多彩な機能、国内開発・国内生産による高い信頼性など、IoT/M2M利用に適した環境を取り揃えている。データ通信から音声サービスまで幅広い用途に活用できる。

2GHz帯の周波数帯だけでなく、「プラチナバンド」と呼ばれる、電波が遠くまで届きやすくつながりやすい800MHz帯にも対応している。また、USB、UARTといったインターフェースが利用可能。モジュール内でユーザーが開発したアプリケーションの保存、実行できる他、位置測位機能を備えている。

セイコーソリューションズは今後もインフラの進化に追従し、IoT市場の多様なニーズに応える製品を提供する考え。