NTTデータ スマートソーシングは、コンカーと連携して提供する「クラウド型 出張・経費管理業務BPOサービス」を拡充し、交通系ICカードの利用区間情報を経費精算クラウドソリューション「Concur Expense」と連携する「D.tocuh」の提供を開始する。
D.touchは、電車移動に欠かせない「Suica」「PASMO」をはじめとした交通系ICカードに蓄積された利用区間情報を、専用のAndroidタブレットから読み取り、Concur Expenseに自動連携することで経費精算に係る時間を削減するサービス。
また、入力作業の軽減以外にもプライベートなどの業務外の経費情報を個別に除外できる他、定期区間の自動控除や読み取った電車運賃の書き換え不可によって二重請求や運賃改ざんなどの不正を未然に防ぐことも可能。経費申請の差し戻し軽減効果も期待できる。
D.touchはConcur Expense利用企業向けに提供し、全てのConcurユーザーが利用できるサービスとして、オフィスの入り口など従業員の行き来の多い共用スペースに配置して利用可能。また、Wi-FiモデルとSIMモデルの2形態で提供。Wi-Fiモデルでは、LAN工事なども必要なく、社内のネットワーク回線に接続するだけで利用が可能。SIMモデルは、Androidタブレット端末のデータ通信から利用でき、無線のインターネット環境や外部ネットワークとの接続がない拠点でも活用できる。さらに、Apple PayやモバイルSuicaのサービスにも対応し、利用者の利便性を高めている。
コンカーによると、Concur導入および導入検討企業を中心に今後3年間で100社(初年度20社)、2,000台の受注を目指すという。