自治体の電子行政を推進するセキュアなデータ転送サービス

トッパン・フォームズは、自治体向けの総合行政ネットワーク(LGWAN)に対応し、データ転送を安全かつ低コストで実現するASPサービス「TFデータ転送システム」の提供を開始する。

TFデータ転送サービスは、データ・プリント・サービス(DPS)やBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)を受託する際に個人情報を含むデータ転送をセキュアな環境で実現するLGWAN-ASPサービス。従来はデータを保存した記録媒体をセキュリティ便で輸送していたが、LGWANのセキュアなネットワークを通じて暗号化された状態で転送可能になる。データ受領までの時間短縮やセキュリティの向上、コストの削減に貢献できる。

LGWANからトッパン・フォームズのグループデータセンターへのデータ転送のミドルウェアは、セゾン情報システムズが提供する「HULFT-WebFileTransfer」を活用し、セキュアな環境を構築した。また、LGWANに接続されたPCのWebブラウザ経由でデータを伝送するため、安全で高速なデータ転送が可能。従来利用されていたデータ保存用の記録媒体が不要となり、紛失や誤配送、遅延などの物理的なリスクを排除できる。さらに、LGWANに接続されたPCからWebブラウザにログインするだけで利用可能なため、導入が容易。データ転送が関わる業務であれば、様々な業務に応用できるという。

LGWANは自治体を相互に接続する行政専用のセキュアネットワーク。自治体では2016年1月のマイナンバー制度開始以降、情報セキュリティに関する意識が一層高まっている。2017年秋からは、政府が運営するオンラインサービス「マイナポータル」が本格運用され、子育てワンストップサービスや公金決済サービスの開始が予定されるなど、総務省が推進する電子行政の広がりは本格化している。

これらに伴い自治体のLGWAN活用も広がるとともに、自治体にサービス提供をする各社が様々な分野のASPサービスの開発・提供を進めている。トッパン・フォームズではDPSやBPO受託時のデータ転送の課題を解決するサービスを開発。既に東京都世田谷区役所の児童手当現況届に関わるDPS・BPO業務などに採用されており、業務の効率化を支援している。