ユニアデックス、IoT導入効果を高めるサービスの提供企業と協業

ユニアデックスは、米国FogHorn Systemsとシステムインテグレーター契約を締結し、協業を開始する。FogHorn Systemsは、IoT(モノのインターネット)のフォグコンピューティング分野での先端技術を有する企業だ。

フォグコンピューティングとは、クラウドとデバイス(現場の機器)の間に「フォグ」と呼ばれる処理層を設けるシステムアーキテクチャーの概念。

FogHorn Systemsが提供する「FogHorn Lightning」は、製造装置や機械設備の近くに設置されるIoTゲートウェイなどのエッジデバイスで、効率的なイベント処理を行う独自エンジンと機械学習や高度な分析処理の実行環境をソフトウェアで実現している。FogHorn Lightningは、エッジデバイスで機能する「FogHorn Edge」とエッジアプリケーションを管理する「FogHorn Manager」で構成される。

ユニアデックスは、製造・流通業、社会インフラ事業などでIoTの導入を検討している企業に対して、FogHorn Lightningを使用したフォグコンピューティングのインテグレーションサービスを提供する。並行して、様々な活用シーンにおけるエッジデバイスやIoTゲートウェイでの実装評価を進める。さらに自社施設の実環境への適用や「IoTエコシステムラボ」における共働PoC(概念実証実験)活動などを通して、活用ノウハウの拡大を進める。

さらに、2017年度中に「IoTビジネスプラットフォーム」にFogHorn Lightningを適用することで、エッジデバイスを活用したデータ処理によるIoT最適化を実現するサービスを提供する予定。