エンドポイントにおけるマルウェア検知・拡散防止サービスを販売開始

富士通ソーシアルサイエンスラボラトリは、マカフィーとエンドポイント検知/対応ツール(EDR)に関するサービスプロバイダー契約を締結し、同サービスを活用したエンドポイント対策サービス「マルウェア検知・拡散防止サービス」を販売開始した。

マルウェア検知・拡散防止サービスは、エンドポイントに侵入したマルウェアの検知や自動隔離・駆除に加え、富士通SSLのセキュリティスペシャリストが脅威情報を活用し、対処、復旧、報告までの一連のインシデント対応を支援するサービス。

マカフィーが提供するEDRサービスは、エンドポイントにおけるマルウェアの検知だけでなく、感染したPCの隔離や駆除に加え、マルウェアの振る舞いや拡散状況の可視化までを包括的に支援する製品群で構成される。

富士通SSLは、自社のSOC(Security Operation Center)で蓄積した脅威情報と、マカフィーのEDRサービスで可視化した振る舞いや拡散情報をもとに、迅速かつ適切に対処、復旧することで拡散を防止し、時間を要していたインシデント対応の早期終結と工数削減を支援する。

ランサムウェアが猛威を振るう現在、世界では数十万個におよぶ巧妙化した新種のマルウェアが日々発生。特に、一番狙われやすいエンドポイントから侵入する被害が急増している。未知の脅威が身近に存在する状況の中、企業では多層防御でネットワークセキュリティを強化すると同時に、エンドポイントについても対策の見直しが急務とされているという。

マルウェア検知・拡散防止サービスの提供価格は、利用台数により異なる。1000台の場合、ライセンス、運用費を含めて月額230万円からで出荷開始は2017年10月2日。

富士通SSLは2016年から標的型攻撃対策サービスやウイルス対策サービスなどエンドポイントのセキュリティサービスを提供し、ユーザー企業のセキュリティ対策を包括的に支援してきた。