債権回収事業に音声マイニングサービスを導入

アグレックスとベクストは、イオンフィナンシャルサービスの子会社であるエー・シー・エス債権管理回収のサービサー(債権回収)事業に音声マイニングサービスを提供した。会話のリアルタイムテキスト化と分析で対応品質の向上を支援する。

ACMCは、イオングループの債権回収業務、公共料金などの集金代行業務といったサービサー事業を展開している。サービサー法では、交渉経緯を網羅的、客観的に明確に記載する義務がある。今回、「お客様対応最適化ソリューション」を導入することで、利用者の声を自動でテキスト化し法定帳簿として記録・保管する運用を開始した。

2017年度からは、音声データをテキストマイニングし、分析に基づくFAQやトークスクリプトをリアルタイムにオペレーター業務画面に表示する電話案内業務のアシスト機能を導入。ACMCでは、利用者一人ひとりに適したコンサルティングや情報提供によって、対応品質の向上に向けた取り組みを一層強化する方針。

お客様対応最適化ソリューションは、アグレックスとベクストの音声マイニングサービスが採用され、ベクストが開発したテキストマイニングサービス「VextMiner」、自動要約サービス「VextResume」、自動リコメンドサービス「VextRecommend」の導入支援、運用定着化支援をアグレックスが実施した。

音声認識サービスには、アドバンスト・メディアの「AmiVoice Communication Suite2」が採用され、トータルシステムインテグレーションはシグマクシスが提供した。