インフォテリアとユニ電子、IoTサービス事業で協業

インフォテリアとユニ電子は協業し、インフォテリアのIoT(モノのインターネット)対応モバイルアプリ開発ツール「Platio」が、ユニ電子のIoTデバイスに標準対応することを発表した。

この協業により、ユニ電子のIoTデバイスが捉えたセンサー情報を、Platioを介してiPhoneやiPadなどのモバイル端末で取得し、クラウド上での情報管理・記録できる。計測などが伴うビジネスシーンでIoTの手軽な導入が実現され、業務の効率化を推進する。

IoTサービスによるビジネス変革・効率化を追求する現場では、それぞれの業務に求められるデータを取得できるセンサーを選定した上でセンサーと接続してデータを取得し、そのデータを活用できるアプリケーションを個別開発することが多く見られる。

この方法では、初期開発費がかさむ上、利用するセンサーやアプリ画面を変更するたびに開発工数や費用がかかる。インフォテリアによると、現場が求めるIoT活用を実現するためには大きな負担を強いられるという。

両社の協業では、インフォテリアが提供するIoT対応モバイルアプリ開発ツールであるPlatioが、ユニ電子が提供するIoTデバイス(センサー)とのBluetooth接続することで、モバイルアプリを介してクラウド上で情報管理・記録することを可能にした。

今までセンサーの情報を手書きで記録してからデータ化していたような業務では、センサーからの情報をiPhoneやiPadなどのモバイル端末で取得してクラウドで情報管理・記録できるようになり、業務の大幅な効率化が図れる。

また、Platioではセンサーからの蓄積データも取得できるため、スタッフが定期的に巡回するような現場でも、一定期間のIoTデータをまとめて取得することが可能。センシングデータの収集の初期費用の削減とIoT活用の敷居を下げることができるという。