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生産性向上に向けた働き方改革を目指す営業支援システム
クオリカは、サイボウズ、アグリーメントとパートナー契約を締結し、営業支援システム「QP(キューピー)」を提供開始する。生産性向上に向けた働き方改革を支援する。
QPは、特別なIT知識がなくても簡単にアプリが作成できスムーズな情報共有を可能にする「kintone」と、Microsoft Excelデータを自動統合・ビッグデータ化し既存システムとの連携を可能にする「Attack Board」を活用した営業支援システム。クオリカの営業支援システムとしても活用しており、営業事務の効率化、営業活動の見える化、営業員の生産性向上が図られている。
QPはkintoneをベースとする日報・見積書発行の機能「Qpower」と、Attack Boardをベースとした業務データ統合蓄積、案件の見通し管理、予実対比などの分析機能「Qplus」で構成されている。
QPを活用することで、営業情報の見える化、Excel集計作業からの脱却による営業事務の負荷低減や生産性向上の働き方改革を支援。また、ワークフローや権限設定、モニタリングによって内部統制を強化するにもつながる。
QPを基幹システムのフロントエンドシステムとして構築することで、基幹システム側での改修なしで業務システムを構築できる。また、営業員の訪問管理や海外事業所からの受注データ集約、各事業部門の予実のリアルタイム化とギャップ分析などの機能をノンプログラミングで作成できる。クオリカによると、最短1カ月で構築が可能だという。また、特別なIT知識を必要とせずに、導入企業側で運用しながら入力項目やアクセス権限などの設定の変更や追加開発が行えるのが特徴だ。
クオリカでは、QPを「営業を効率化したい」「無駄な業務や残業を低減したい」「生産性を向上させたい」などの働き方改革の課題を持つ企業向けに展開していき、3年後の2020年には3,000社に導入することを目指す。