仮想ドライブにより、PC内データを保護 ZenmuTechが提供

ZenmuTechは、データの無意味化により「情報の安全」を実現するセキュリティ基盤「ZENMU(ゼンム)」のPC版「ZENMU for PC」の最新バージョン3.3を販売開始した。テレワーク時にも安全なPCの利用環境を提供する。

ZENMU for PCは、データを無意味化してPCの内蔵HDDと外部記憶装置で分散管理する。PCと外部記憶装置を接続して仮想ドライブ(ZENMUドライブ)が利用できる場合のみ、ユーザーのデスクトップ環境の利用を可能にする「ZENMUモード」機能などを備える。

ZENMU for PCのZENMUモードでは、下記の機能を利用できる。

(1)仮想ドライブが利用できる場合のみ、ユーザーのデスクトップ環境の利用を可能にする(ZENMUモード)
2つの分散片が揃った場合のみPCの利用が可能となり、PCの所有者以外による不正な利用・操作を防止する

(2)Cドライブなど、仮想ドライブ以外の表示及びアクセスを制限可能にする(ドライブマスク)
CドライブやUSBなど、ZENMUドライブ以外の表示/アクセスを制限することで、意図しないドライブへのデータ保存などを抑止する

(3)デスクトップやマイドキュメント等に保存するデータを仮想ドライブに移行可能に(フォルダーリダイレクト)
デスクトップやマイドキュメントなどの保存するデータやインターネット一時フォルダーをZENMUドライブへ移行することで、Windowsの操作を変えずに、保存データを自動で保護する

今回、新たにInternet Explorerのインターネット一時ファイルの保存先フォルダー(Temporary Internet Files)も、仮想ドライブへのリダイレクトを可能にした。これにより、万一、ディスククリーンアップ機能やツールで削除されないインターネット一時ファイルが残っていても、ZENMUモードを終了すれば、PC内は無意味化された分散片しか残らない。予期せぬ情報漏えいを防ぐことができる。