情報通信
ビッグデータ分野に強者連合
セールスやマーケティング、技術革新におけるSNSの利用、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」、あるいはライフサイエンス領域などにおけるデジタル化を背景に、昨今、それらが生み出す大量データを分析して活かす需要が高まっている。
ビッグデータ分野において、日本IBMとホートンワークスジャパンは、グローバル戦略提携の一環として、それぞれが提供する同分野向けのソリューションの販売とサポートを、本日より両社で開始する。
日本IBMは、次世代データ分析基盤「Hortonworks Data Platform(HDP®)」と、ストリーミングデータのリアルタイム分析基盤「Hortonworks DataFlow(HDF™)」の再販およびサポート。
ホートンワークスジャパンは、Apache Hadoop向けSQLエンジン「IBM® Big SQL」と、データ・サイエンティストの生産性をあげる統合開発環境「IBM Data Science Experience (DSX) 」の再販およびサポートを行い、DSXを戦略的プラットフォームとして、機械学習、高度なアナリティクス、統計などのデータ・サイエンス機能をすぐに使用できるよう開発者に提供する。
ビッグデータとクラウドを最大限に活用しながら深い洞察を得てビジネスを変革するためには、構造化データに加えて、Apache Hadoopなど非構造化データを簡単に使える仕組みが求められている。大量に発生するデータの種類を問わず蓄積して、予測検知などに応用するには、データ・サイエンスや機械学習が重要になるという。
両社の協業では、上記ニーズに対応するため、それぞれのデータ・サイエンス、機械学習、AI、ビッグデータ基盤に関連する製品を提供することで、データ・サイエンティストからビジネス・リーダーに至るあらゆる人々が、増大するデータを活用して、意思決定できるシステム基盤の利用を推進するとした。