経営管理システムをクラウド化 富士通と富士通マーケティング

富士通と富士通マーケティングは、大手・準大手企業向けのグループ経営管理ソリューション「GLOVIA SUMMIT」シリーズに、経営管理クラウドサービス「FUJITSU Enterprise Application GLOVIA SUMMIT クラウド」(以下、GLOVIA SUMMIT クラウド)を追加し、販売を開始した。

GLOVIA SUMMIT クラウドは、オンプレミスで提供してきたGLOVIA SUMMITシリーズをSaaS(Software as a Service)として提供する。また、富士通の社内実践によるノウハウをベースとしたAPIやインターフェースなどの開発部品をPaaS(Platform as a Service)として提供することで、顧客ごとの業務要件に合わせた柔軟なアドオン・カスタマイズを可能にする。パブリッククラウドの一部を顧客専有のプライベートクラウド環境として割り当てることで、安定したパフォーマンスを提供する。

経理財務部門の現行システムからクラウド環境への移行や、業務要件に応じた機能追加などに対応するため、顧客ごとの独立したシングルテナント構成とし、APIやインターフェースなどの開発部品を活用したアドオン・カスタマイズの構築を可能とし、柔軟なグループ経営管理ができる。

富士通のパブリッククラウドに、顧客専有のプライベートクラウド領域を割り当てることで、オンプレミス版の約3倍のバッチ登録性能を発揮する。また、パブリッククラウドのスケールメリットを活かし、業務負荷に応じたタイムリーなスケールアップ/スケールアウトも可能。

GLOVIA SUMMIT クラウドの基本サービスとして、法制度・会計基準などの制度改正対応や日々の運用作業を支援し、顧客企業のシステムの運用・保守にかかる負担やコストを軽減する。また、顧客のサービス利用の負荷状態を可視化する「パフォーマンスレポート」や、各機能・サービスの利用頻度を可視化する「業務監視レポート」を提供。経理財務業務の平準化や、GLOVIA SUMMITのサービス機能の使いこなし強化など業務の高度化を支援する。

GLOVIA SUMMITクラウドシリーズは、「GLOVIA SUMMIT GM クラウド」が月額50万円から、「GLOVIA SUMMIT FM クラウド」が月額50万円から、「GLOVIA SUMMIT MI クラウド」が月額30万円からとなっている(いずれも税別)。