学習支援プラットフォームの連携機能を強化――Classi

ベネッセホールディングスとソフトバンクの合弁会社Classi(クラッシー)は、同社が提供する学習支援クラウドサービス「Classi」において、Classi ID一つで様々な教育サービスを利用可能にする「Classi プラットフォーム」を2018年4月に提供開始する。

Classiは、学校の授業・生徒指導、生徒の学習において、先生・生徒・保護者がつながる学習支援クラウドサービス。ベネッセが提供するアセスメントと連動することで1,000以上の単元と6段階の難易度から最適な学習をレコメンドする「アダプティブ・ラーニング学習動画」や、生徒個々の学力に応じた学習コンテンツとして2.5万本の「動画教材」、「大手出版社 5万問の問題集」などを各パートナー企業と提供してきた。

また、学校・学年・クラス・部活など様々なグループでコミュニケーションの基盤となる「校内グループ情報」、学校内の様々な活動結果を蓄積し振り返ることができる「生徒カルテ」なども提供。学校活動全体のICT化を支援するサービスだ。

今回発表したClassi プラットフォームでは、OpenID Connect規格に対応したID連携で、Classiユーザーが各社の教育サービスを簡単に利用できる仕組みを提供する。

先生・生徒はClassiトップページのリンクからパートナーのサービスに移動することで、新たなIDやパスワードを作成することなく、パートナーのサービスを利用できる。また、IDの連携だけでなく、Classiに登録された生徒のユーザー情報・グループ情報を同意した上でパートナーのサービスでも参照できる。これにより、クラスなどの生徒情報を再度登録することなくパートナーのサービスでも課題の出題や学習の管理が容易にできるようになる。

Classi ID一つで様々なパートナーの教育サービスが利用でき、教育環境の変化や学校課題に応じて、あらゆる学校活動のICT化を支援するという。今回Classiは先行して5社と提携。より深い指導に幅広く対応できるよう、提携するパートナーを順次増やす予定だ。