ネットショップと販売管理システムのデータが自動連携

昨今、政府主導の「働き方改革」があちこちで叫ばれている。そして、長時間労働の是正や人材不足の解消に寄与する「業務効率化」に向けた施策が、各企業で進められている。今を時めくネットショップも例外ではない。

特に複数のネットショップや実店舗を運営している事業者では、受注の度に各店舗の商品・在庫データの照合や消し込みなどの作業を行う必要があり、こうした作業負担の削減が求められているという。GMOメイクショップとピー・シー・エーは提携し、ネットショップ構築サービス「MakeShop」の注文データと、販売・仕入・在庫管理システム「PCA商魂・商管DXクラウド」のデータを自動連携するオプション「MakeShop for PCA」を、提供開始した。

MakeShopとの親和性が高い、販売業務フロー対応の「PCA商魂DX」および仕入在庫業務フロー対応の「PCA商管DX」とのデータ連携では、そのタイミングを、「ネットショップに注文が入った時点」、入金確認・配送完了といった「ショップ運営者が任意に設定した注文ステータスに達した時点」など、運営者の業務スタイルに応じて自由に設定できる。「PCAクラウド スマートデバイスオプション」(無料)を利用すれば、iPadやiPhone、Android端末から「PCAクラウド」に蓄積された売上・在庫情報が「いつでも」「どこでも」「簡単に」参照可能だという。

PCA商魂・商管DXクラウドの管理画面と、MakeShopのそれが連動しているので、二重の登録は必要なく、在庫データも自動連携しているため、登録商品がショップで売れると、MakeShopの注文データ連携と同時に、クラウドの総在庫数も自動更新される。これにより、在庫の消し込み作業が省けるだけでなく、従来リアルタイムでの把握が難しかった全社在庫の管理が容易になり、在庫切れを防止。消し忘れなどの人的ミスも防げるとのことだ。