コミュニケーションAIをワンストップで

憧れだった、SFだった人工知能(AI)は、実用化の時代に入った。とくにコールセンターやQ&Aセンター、ネットサービスのナレッジ基盤やホテル等の受付などで、さまざま活用事例が生み出されている。

いま、AIの種類が増えていて、導入を検討する企業は、選択に困っているだろう。

そこで、トランスコスモス(株)は、対話型AIの導入から運用をワンストップに支援する、「AIトータルソリューションサービス」の提供を開始する。オリジナル対話型AIツール「DECAI」を開発し、また国内トップクラスのAIツール/エンジンを保有する企業各社との業務提携を行うことで、ユーザーのニーズや課題、条件にマッチした最適なAIの導入を支援するという。

同社は、これまで企業と顧客のコミュニケーションをマルチチャネルで支援してきた。コールセンターやソーシャルメディア運用での顧客サポート実績や、AI導入支援で培った知見・ノウハウを活用し、ユーザー企業に最適なAIツール/エンジンを提案――。「AI先行」により、使用目的や活用法などが不明確となったままプロジェクトが進行せぬよう、現状調査や業務診断を行い、AIの役割・タスクを整理したうえで、業務設計や運用編成、AIの精度を高める学習データの構築などを行い、企業のAI活用を最適化する。

「AIトータルソリューションサービス」では、国内外で適用事例が豊富なエンタープライズ向けAIである「IBM Watson」、NTT研究所の40年にわたる日本語文脈の理解と記憶の研究成果を活用したNTTコミュニケーションズの「Communication Engine "COTOHA®」、国際会議のクイズコンペティションで優勝したStudio Ousia(本社:神奈川県藤沢市)の「QA Engine」をはじめとした、最上級の自然言語処理技術・深層学習技術を誇るAIツール/エンジンを提供するという。