ロジスティクス
ZOZOTOWN専用の物流施設がつくば市に誕生
物流不動産の所有・運営・開発を手掛けるプロロジスは、茨城県つくば市において、アパレルEC大手のスタートトゥデイの専用物流施設「プロロジスパークつくば1」の起工式を執り行った。
スタートトゥデイは、「プロロジスパークつくば1」を商品の受注から決済に至るまでの業務全般を行う物流施設として利用する予定。同社が扱うアパレル商品の全国への配送拠点の一つとなる。同社は千葉県において「プロロジスパーク習志野4」「プロロジスパーク千葉ニュータウン」を利用するプロロジスのリピートカスタマーの1社だ。
プロロジスパークつくば1は、圏央道「つくば中央」ICから約5キロメートルの地点に開発された。北関東方面への配送に加えて、常磐道「谷田部」ICから約10キロメートルに立地するため、都心方面および仙台方面へのアクセス利便性も高い立地だ。
2017年2月には、圏央道「境古河」IC~「つくば中央」IC間が開通し、都心部から放射状にのびる東名・中央・関越・東北・常磐・東関東の6つの自動車道が接続された。これにより、都心部を経由することなく東西広域および東日本全域をカバーすることが可能になり、広域戦略拠点としてのポテンシャルの高まりが期待されるエリアとなっている。
プロロジスパークつくば1は、4階建て延床面積約7万平方メートルの物流施設として開発。1階および3階にトラックバースを設け、スロープで大型車両が3階にアクセス可能な設計だ。敷地内には、自動車通勤を想定し約220台分の駐車場を設けている。
また、快適な作業環境のため、館内は倉庫内を含めて全館空調を導入し、全館LED照明を採用するなど環境負荷軽減にも配慮している。
起工式には、スタートトゥデイの大蔵峰樹 取締役、つくば市の毛塚幹人 副市長、設計施行を担当する西松建設の近藤晴貞 代表取締役社長などの関係者をはじめ、プロロジスからは山田御酒 代表取締役社長らが参列。工事の無事と事業の発展を祈願した。