へい、中トロお待ち!

いま寿司をはじめとする日本食が海外で人気だ。と同時に新興国による海洋魚乱獲の恐れ、自然保護を重視する国際社会からの圧力が日々高まっている。日本では、最も人気の寿司ネタを養殖しているのに、それは近い将来食べられなくなるかも知れない。

マグロの養殖は、赤潮など、自然環境の変化にも影響を受ける。

稚魚を買付け、洋上の生簀の中で約3年かけて育成した後に水揚げ、出荷しているが、生簀内の環境が日々刻々と変化する中で給餌の量・方法・タイミング等は経験則に基づいて見極めていて、その最適化が課題になっているという。双日株式会社は、子会社の双日ツナファーム鷹島を通じて、NTTドコモおよび電通国際情報サービス(ISID)と、マグロ養殖事業における経営効率改善を目的に、ICT(情報通信技術)活用による実験推進のための覚書を締結。NTTドコモと給餌の最適化、ISIDとマグロ個体数の自動カウントに向けて、それぞれ実証実験を開始する。

NTTドコモの支援により、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」技術を備えたセンサとアプリケーションを導入して水温等のデータを取得、可視化し、人工知能(AI)を駆使してデータの相関性・関連性を分析する。仕組みにより、マグロ育成にとって最適な状態を見出し、給餌量やタイミングの最適化や生簀環境の改善を目指す。

一方、ISIDとは、養育個体数の把握の効率化と正確性向上を図るため、AIの一つディープラーニング(深層学習)による画像解析技術を活用した個体数の自動カウントを実現する。個体数の情報は重要な経営指標であり、目視カウントによる現状の課題群を自動化によって解決するという。

双日はこの実証実験を通じて双日ツナファーム鷹島のマグロ養殖ノウハウの可視化を図りながら、水産養殖事業の効率性を上げるシステムをNTTドコモおよびISIDと共同開発し、日本の水産養殖業の高度化に貢献していく。

双日ツナファーム鷹島のマグロ養殖事業におけるIoT・AI実証実験について

カテゴリー: 情報通信 , ロボット/AI   

清水 美孝

清水 美孝Author

株式会社ジェイスピン ジェネラルパートナー/代表取締役。外資系・国内ハイテク企業を中心にマーケティングおよびパブリックアフェアーズ分野のコンサルティングサービスを提供。

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