アルプス システム インテグレーション株式会社はIoT構築支援サービス「IoT FastKit」の提供を開始した。IoTサービスの開始に当たり、必要な機器・サービスを一括して提供。実際の利用シーンを想定した機能も備える。
IoT FastKitは、アルプス電気のセンサネットワークモジュールを活用した「期間レンタル型」のスターターパック。実際の利用シーンを想定した「シナリオ」と呼ばれる管理画面機能と、様々なデータを取得することができる「センサ」や、「IoT Gateway」などの必要な機器・サービス一式が含まれる。
申し込み時に利用したいシナリオを選択することで、シナリオがあらかじめ設定された状態で届けられる。シナリオにはデータ表示機能(リアルタイム、過去)、アラート機能(表示、メール)、データダウンロード機能などを基本的な機能として搭載する。設定を変更しながら様々なデータを収集できる。
ALSIによると、利用者は環境構築作業から開放され、本来の目的であるデータ収集と分析作業に集中できるという。
あらゆるモノがネットワークにつながるIoTの活用により、新たなビジネスの可能性が拡がっている。ALSIはこれまで、製造流通ソリューション、セキュリティソリューション、ファームウェア開発ソリューションの3事業を柱に展開。2016年4月に新たなビジネス領域としてIoTの取り組みを開始した。
既存事業の知見や技術力を活かした研究開発活動、実証実験(PoC)を積み重ね、IoTソリューションの事業化を目指している。
IoT FastKitの販売価格は、19万8,000円(税別)。センサ(4個+予備1個)、IoTゲートウェイ、SIM、2カ月月間のクラウド利用料金が含まれる。