Yahoo! JAPAN、Googleの媒体を横断した効率的な広告運用を支援

株式会社ブレインパッド(以下、ブレインパッド)は2017年7月19日、自社開発の運用型広告最適化ツール「L2Mixer(エルツーミキサー)」の「予算管理機能」をバージョンアップしたことを発表した。同ツールの特徴である、Yahoo! JAPAN、Googleなどの複数の広告媒体を横断して広告運用する際の予算管理の負荷を軽減する。

L2Mixerは、ブレインパッド独自開発の「高精度予測モデル」と「最適化計算エンジン」によって、膨大な入札パターンの中から広告効果を最大化する最適な組み合わせを計算し、複数の媒体横断で自動入札できるマーケティングツール。2017年7月時点でアカウント数2万件、キーワード数6億件の運用実績を持つ。企業の広告運用部門や企業から広告運用を請け負う広告代理店などに多数導入されている。

L2Mixerは、月次の広告予算を設定すると自動的に日々の入札コストを調整する「予算管理機能」を備えている。今回のバージョンアップでは、今まで調整が煩雑であるために多くの企業で取り組めていなかった複数の媒体やアカウント、キャンペーンを横断した予算の管理が可能になった。

具体的には、事前に設定した広告予算の上限値に出稿額が達すると、自動的にキャップ(制限)をかけることが可能になった。また、各媒体やキャンペーンごとに投下すべき予算を最適計算し、予算の上限値をどの程度にすればよいかを自動設定。さらに、日単位の予算を最適計算することで、予算不足を防ぎ、最適な予算消化を支援する。

Yahoo! JAPANのスポンサードサーチ、Google AdWords、Googleディスプレイネットワーク(GDN)などといった主要広告媒体を横断した予算配分を行う際のロジックの精度を向上させた。

今後もブレインパッドは、Yahoo! JAPAN、Googleなどの広告媒体が提供する多様な広告メニューに対応する。高精度の予測モデルおよび最適化計算エンジンをベースとして、高度化・複雑化するインターネット広告の運用業務の効率化を支援していく予定。