海外企業に比べてホワイトカラーの生産性が低いといわれている。日本企業は、労働人口の減少等に見舞われ、従業員の健康管理や多様な働き方への対応など「働き方改革」の実施が求められ、その社会的責任(CSR)の強化、経営の健全化、新たな競争力の獲得を必要としている。
そのような状況下、従業員一人ひとりが仕事にやりがいを感じ、より提供価値の高い業務に注力できる新しい業務ソリューションへの期待が高まっているという。日本電気株式会社(NEC)は、企業における"働き方改革"を推進するため、業務運用を自動化・効率化するRPA(Robotic Process Automation)ソリューションとして、ソフトウェア製品「NEC Software Robot Solution」と、ソフトウェアロボット導入前の適用検証サービス/導入後の支援サービスを販売開始する。
パソコンやサーバーで行う作業に費やす工数の削減や作業品質の改善が課題となっている。バックオフィスに代表される定型業務をソフトウェアロボットが代行する業務自動化ソリューションを提供、業務の効率化を実現することで、既存の人的リソースをより付加価値の高い業務へシフトさせ、収益性の向上をサポートする。
既存の作業プロセスをそのままにコンピュータ業務の効率化を実現する。年間で約7割の工数削減効果が見込まれているNECグループで培った知見をもとにした「導入前の適用検証サービス」、24時間365日対応も用意されていて、ソフトウェアロボットの実装方法を学べる「導入後の活用も支援するサービスメニュー」といった特長を備えている。そのうえ、グループ本社機能を分担するNECマネジメントパートナーにおける適用成果を、今後の強化に反映していくという。
5年間で30億円の販売が見込まれるRPAソリューションは、今月27日に虎ノ門ヒルズ、「RPA SUMMIT 2017」にて披露される。