寿司の出前はロボットに

ああ、昭和は遠くになりにけり。 あの時代、岡持を肩に自転車で、あるいは無骨な原付バイクで白い上っ張りを着た出前持がやって来た。がいまは、ポロシャツを着たスマートな若者がおしゃれな屋根付スクーターでデリバリーする。

宅配やフードデリバリー業界は、御多分に洩れず人手不足が課題だという。
株式会社ZMPは、歩道走行を目指す宅配ロボット「CarriRo Delivery(キャリロデリバリー)」のプロトタイプを開発。物流現場の人手不足解消を目的とした物流支援ロボット「CarriRo」の出荷を昨年から開始していて、今回の宅配ロボットでは、配達員不足という課題解消に加え、買い物弱者と呼ばれる人々の日々の買い物を手助けすることを目標にしている。

CarriRo Deliveryは、宅配ボックスを搭載し、レーザセンサとカメラで周囲環境を360度認識しながら最大時速6kmで自動走行する。遠隔監視を行うとともに必要に応じて遠隔操作ができる。けれど現在、日本には、ロボットが歩道を自動走行することを想定した法制度が存在しないため、まずは私有地内での実証実験を行いつつ、公道での走行試験を目指していくという。

ZMP社は来月以降、随時パートナー企業と技術面、サービス面の検証を実施していく予定で、その第1弾として「銀のさら」を展開する株式会社ライドオン・エクスプレスと寿司デリバリーサービスに関する実証実験を開始することが決定したとのこと。

最先端技術を搭載しているものの、前方をライトで照らす姿は愛らしく、配達を終えて玄関を出てくる格好はどこか懐かしい。宅配ロボCarriRo Deliveryは、ベルサール飯田橋駅前で開催中の「ZMPフォーラム2017」にてきょうまで、目撃できる。