生産性向上を実現するワークスタイル変革ソリューションを販売、日立ソリューションズ

株式会社日立ソリューションズ(以下、日立ソリューションズ)は、RPA(Robotic Process Automation)やAI(人工知能)、IoT(Internet of Things)を活用し、テレワークから生産性の向上、人財活用など働き方改革を支援する「ワークスタイル変革ソリューション」を2017年7月4日に提供開始した。また、米Automation Anywhere, Inc.(以下、AA社) と販売代理店契約を締結し、「Robotic Process Automation業務自動化ソリューション」を同日提供。社内システムやRPAと連携し、スマートデバイスやPC上で業務をチャット型で支援する「AIアシスタントサービス」を7月20日から販売する。

ワークスタイル変革ソリューションは、「社員の柔軟な働き方」「組織の生産性向上」「人財の管理・分析」「パーソナルライフの充実」の4分野でサービスを提供する。また、各施策のKPIの可視化や従業員の各種ログ情報の収集、AI分析による働き方の見える化など、ラインアップを順次拡大し、企業のワークスタイル変革を継続的に支援する。

組織の生産性向上では、RPAとAIを活用した新サービスを提供。社員の柔軟な働き方では、日本マイクロソフトの製品・サービスなど既存サービスを組み合わせる。人財の管理・分析では、人事総合システム「リシテア」とAI技術を活用。また、より厳格な労務管理を支援するため、定刻でPCを自動シャットダウンするシステムも提供する。

■構成ソリューションのロードマップ
2017070405-1.png

Robotic Process Automation業務自動化ソリューションは、様々な業務システムを利用したルーチンワークや人の判断を必要としない繰り返し業務を自動化。画面操作を簡単に記録するだけで、ロボットが自動生成する。500種類のコマンドを利用することで、処理をカスタマイズしたり、ロボット同士を連携させて複雑な処理を自動化したりできる。

■Robotic Process Automation業務自動化ソリューション
2017070405-2.png

AIアシスタントサービスは、日本マイクロソフトの「Skype for Business」上で稼働するAIチャットボット。スマートデバイスやPCからの入力内容を自然言語で理解し、情報検索や業務の遂行などを支援する。

日立ソリューションズは、AIを活用したサーベイサービスやIoTセンサーを活用した労務管理など複数のサービスの社内検証を推進。今後は、これらの製品を提供するとともに、パーソナルライフの充実を支援するサービスを開発し、ワークスタイル変革ソリューションのメニューを拡大する予定。2020年度にワークスタイル変革ソリューション全体で150億円の売り上げを目指す。