12、13番目のBPO拠点

近年、Webサイトやスマホアプリ、SNSなどのデジタルメディアを活用した販促手法であるデジタルマーケティングを活用する企業が増え、それに伴い企業が扱うデータ量も増加している。

デジタルマーケティング関連の業務として、データ集計はもちろん、WebサイトやSNS等の運営を通じて生活者と接するコンタクトセンターなどが必要となるため、多くの企業は社外への業務委託を予測しているという。

大日本印刷株式会社(DNP)は、実店舗やECサイトでの購買行動の分析から、EメールやDMなど各種販促ツールの企画・制作、関連業務のBPO(Business Process Outsourcing)など、顧客一人ひとりへのアプローチを支援する各種マーケティングサービスを展開しているとのこと。

そしてきょう、企業の各種申込書の受付やコンタクトセンターなど、幅広い業務を代行するBPOサービスの強化に向けて、東京都新宿区および福岡県福岡市にその運用拠点を新設したと発表。生活者に対してインターネット経由で最適な情報を最適なタイミングで届けて販促効果を高めるデジタルマーケティングの運用など、より幅広い業務分野でサービスを提供するという。

DNPのBPOセンターはこれで、既存の札幌ソリューションセンター(SC)、仙台SC、蕨SC、神谷SC、高島平SC、高田SC、名古屋SC、奈良SC、なんばSC、高槻SC、宜野湾SCと合わせて、全国13箇所。

バックおよびフロントオフィス業務の受託基盤として、梱包・発送さえも行う各種サービスを組み合わせ、あらゆる業界の企業に対応する。ほかに、高い情報セキュリティのもと、独自の進捗管理およびワークフローシステムにより業務処理の確実性を高めるといった特長を備えている。DNPのBPOサービス利用で、企業・団体は自ら運用体制を整備する場合よりも、負荷やコストを抑えられるという。