ロボットx倉庫管理xAIソフトx物流施設="今そこにある喜気"

ネット通販、電子商取引(Eコーマス、EC)の活況により、流通業界は矢継ぎ早に新機軸を打ち出している。

一方、物流業界ではいま、人手不足が深刻だ。サービス品質を守ろうと懸命に働いている人たちが、物陰に行き、苦痛で顔を歪めている。

国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集2016」によると、生産年齢人口は2010年から2060年までの50年間で半減するが、Eコマース市場の拡大等により、物流の取扱件数は年々増加し、物流業界における労働力不足が喫緊の課題となっているという。大和ハウス工業株式会社はきのう、GROUND株式会社からの第三者割当増資を引き受ける資本業務提携に関する契約を締結した。

GROUNDは、物流施設内における作業者の大幅な削減を実現する物流ロボットシステム「Butler®(バトラー)」の独占販売権を保有し、国内の企業に導入を進める一方、人工知能を活用した「物流リソース最適化ソフトウェア(DyAS/ディアス)」の開発を進めるなど、物流施設の労働力不足解消に向けた先進的な取り組みを行っているという。

大和ハウスはGROUNDと資本業務提携を締結したことで、今後、同社が開発する物流施設と、大和ハウスグループの株式会社フレームワークスが開発した「倉庫管理システム」、GROUND提供の「Butler®」並びに「DyAS」などを組み合わせた、次世代型物流施設「Intelligent Logistics Center(インテリジェント・ロジスティクス・センター)」を早期に共同開発し、物流施設事業のさらなる拡大を図るとのこと。

――物流業界で働く人たちに笑顔が戻りそうな取り組みだ。