コネクティッドカー時代のAVセンター

つながる車(コネクティッドカー)の時代がもうすぐ来る。自動車メーカーも、通信事業会社も、情報技術(IT)ベンダーもそれに向けて技術開発に余念がない。欧米では自動運転車の実証実験が行われている。

それら新技術を搭載した車と、ドライバーおよび同乗者をつなぐものは新しい時代にもいても、車内のセンターコンソールだろう。

今日、クラリオン株式会社は、画面操作性に優れた次世代のAVセンターユニットとして、新機能「Quad View(クワッド ビュー)」搭載の9型AVナビゲーション「NXV977D」を、7月中旬から発売すると発表。「Quad View」は、コネクテッドカー時代を見据え、大画面・高精細に適応する新しいHMIを追求・具現化した機能であり、画面切り替えなしにナビゲーション・オーディオ・ツール・アプリの4つの情報を同一画面に表示、操作できる。均等4分割画面、メインエリアを約6.7型で表示の4分割画面、9型フル画面表示など、9パターンの切り替えが可能だという。

各種情報を鮮明に映し出す高精細9型HDディスプレイの採用で、美しい映像表現はもとより、地図やメニューの視認性が向上。オーディオ面ではハイレゾ音源再生に対応し、96kHz/24bitのハイレゾクオリティのデジタル出力を装備。クラリオン独自のフルデジタルサウンドプロセッサーコントロール機能を搭載していて、従来のコマンダーによる操作や設定をナビゲーションのボタンと画面で行える。

NXV977Dは、快適・安心・便利なドライブのためのクラウドサービス「Smart Access」リンクに対応。地上デジタルTV/DVD/SDメモリーAVナビゲーションであり、車とSmart Accessがスマートフォン等を介して「つながる」ことで、エンターテインメント・ドライブ関連情報・インターネット情報などの多彩な利便性をドライバーに提供するという。