板幅性能の向上とスクラップ材の削減を実現する制御システムを受注

プライメタルズ テクノロジーズ(以下、プライメタルズ)は、宝山鋼鉄有限公司 (以下、宝鋼)から、熱間圧延機の板幅制御性能向上とスクラップ材発生量の削減を実現する新技術パッケージの動的板幅制御システム「Dynamic Width Control(ダイナミック・ウィデュス・コントロール)」を受注したと発表した。

熱間圧延とは、金属を高温に加熱して行う圧延加工する技術。板幅偏差を削減しつつ板幅不足を回避する必要があり、最終製品の板幅が確保できるよう熱間帯鋼の幅には若干の余裕部分(余幅)を持っている。この部分はトリミングされて無駄なスクラップ材になるため、余幅を小さくしてスクラップ量を削減することでメリットをもたらす。

一般的に、熱間帯鋼の板幅は粗圧延機の垂直スタンド(エッジャー)、および仕上圧延機における板張力と圧下量との関係によって決まる。この仕上圧延機に関しては、仕上圧延機用の新技術パッケージである動的板幅制御システムによって張力制御され、板幅が調整される。仕上圧延機に関しては、仕上圧延機用の新技術パッケージである動的板幅制御システムによって張力制御が行われ、板幅が調整される。

また、板幅偏差は仕上げ圧延機の入側と出側で測定され、入側板幅の偏差はフィードフォワード幅制御で、出側の板幅に残った偏差はフィードバック幅制御で、それぞれ偏差を縮小するよう補償制御する。モデルを使用するフィードフォワード幅制御では、ロールバイト内での幅広がりやスタンド間のクリープ変形の影響も考慮している。

Dynamic Width Controlでは、新方式の機械学習ベースの幅変化予測機能を採用。この機能によって、上流側となる粗圧延機の正確な目標圧延板幅が計算され、粗圧延機の圧延設定を改善するという。

「インテリジェント工場」パイロットプロジェクトの一環として、中国・上海にある同社の熱間圧延機(HSM 1580) に導入される。システムの組込みに際しては生産ラインを停止する必要はなく、2017 年末までに通常生産を継続しながら試運転と調整を行う。

宝鋼より熱間圧延機用のインダストリー 4.0パッケージを受注

カテゴリー: 情報通信 , 製造   

大島 純一郎

大島 純一郎Author

証券系システムエンジニアやIT系資格対策問題集の編集、IT系Webメディアの編集記者などの経歴を生かして、企業向けIT関連の記事制作に携わる。専門は、IT、金融、医療分野。医療情報システムの企画/構築、運用に関する知識を有する専門者としての資格、医療情報技師、情報セキュリティアドミニストレータの保有者。

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