金融情報サービスを新たに

資産形成に情報は欠かせない。情報収集のためのツールやサービスを駆使する。 投資家らを顧客に抱える金融機関とて情報が一番であり、情報の収集および管理の巧拙によって資産が左右されるという事情は同じだろう。

地銀・第二地銀を中心とした預かり資産ビジネスを幅広く展開するとともに1998年以降、投信評価機関としての知見を生かし公募投資信託のデータを蓄積してきたという。株式会社NTTデータエービックは、株式会社みんかぶ、および株式会社エムサーフとそれぞれのサービスを融合させ、金融情報サービス等に関する業務提携を検討することを決定し、基本合意を締結した。

みんかぶ社とエムサーフ社は、株のSNSサイト「みんなの株式」など、様々なメディアを用いた幅広い投資家への情報提供ビジネスを展開している。一方NTTデータの100%子会社NTTデータエービックは、投信評価データベースサービスの販売にはじまり、投信販売管理システム(Fund Navigator)および投信実績管理「Fund Organizer」の開発・販売、インターネット投信「Fundcafe」、保険実績管理「Ins. Organizer」、金商法対応顧客管理「Asset Manager」などを手掛け、5年前に金融機関向けタブレットアプリの販売も開始している。

今回の業務提携により、「みんなの株式」サイト内の「みんなの投信」コンテンツリニューアルおよび共同運営を行い、さらに、各社のデータを融合させて、金融機関へのデータ配信、ASPサービス展開、端末ソリューション向けデータ配信などを提供する。
各社が保有するデータおよびノウハウを生かし、複数のメディアで金融情報に関わる新サービスを今年度中に展開する予定とのことだ。