いや、もはやガラケーを使っている人はいないかもしれない。けれどチャートをいつでもどこでも、あらゆる視点で、どんなデバイスででもみたい気持ちは消えることがないだろう。
FXサービス市場において、シンプレクス株式会社は、株式会社外為どっとコムが提供する『外貨ネクストネオ』の高機能チャートシステムとして、「SimplexFX Pro(シンプレクス・エフエックス・プロ)」が採用され、今月17日より稼動開始したことを公表した。
金融機関の熾烈な競争を勝ち抜くために開発された最先端のディーリングエンジンと洗練されたインターフェースを備え、金融機関におけるすべてのFXプラットフォームとして、収益の最大化と取引量の拡大を支援するFXプラットフォーム"SimplexFX"に"Pro"がついている。今回発表のシステムは、Web標準技術であるHTML5/JavaScriptを採用することにより、OSに依存しない非インストール型の高機能チャートサービスを提供。20種類のテクニカル指標や描画ツール、複数通貨ペアの相関分析に対応した分析チャートなど、従来のリッチクライアントと同等の操作性と機能性を実現している。そして、金融システムとして要求される高度なセキュリティー要件を満たしている点に加え、拡張性・可用性を持ちながらインフラのコストを削減できる点が決め手となり、Amazon Web Services, Inc. 提供のクラウドコンピューティングサービス「アマゾン ウェブ サービス」(AWS)を採用したとのことだ。
OS非依存型の高機能チャートシステムは、2002年4月の設立以来、一貫した「お客様第一主義」のもと様々なサービスを提供しているFX専業会社ならでは要望であり、さらなるサービス拡充を目指す外為どっとコムは、「SimplexFX Pro」の豊富なチャート機能に加え、AWSの利用によりインフラのコストを削減できる点と、既存システムとシームレスに連携できる点を評価したという。