AIとチャット、まずはレストラン検索

きょうは肉が食べたい気分。シメの炭水化物は別の店で。肉と言っても調理法を含めいろいろあります。ブタ、トリ、ウシ、ヒツジ、先週ジンギスカンをお召し上がりになったので、今晩は――。てなことになるのだろうか。

株式会社デジタルガレージ(DG、東証一部 4819)、株式会社カカクコム(東証一部 2371)、株式会社クレディセゾン(東証一部 8253)の3社が運営する研究開発組織「DG Lab」は、スマートフォンや家電製品などのユーザーに、音声や文字による対話型のユーザーエクスペリエンスを提供するインタラクティブ・エージェント技術のオープンプラットフォームを構築した。
対話により日常生活をサポートするインタラクティブ・エージェントが主流になる将来を見据えたものだという。

今回構築したオープンプラットフォームを利用したプロジェクトの第一弾として、カカクコムが運営する「食べログ」のレストラン情報を利用したレストラン検索サービスの試作版を開発。DG Labが有する人工知能(AI)技術や自然言語処理技術を応用し、ユーザーがチャット形式で地名や食べたい料理の種類、現在の気分などを送信すると、その内容に応じたレストラン情報を提供する。

AIのほかにブロックチェーン、VR/AR(仮想現実/拡張現実)、セキュリティ、バイオテクノロジーを重点分野として、これらの分野において高いレベルの技術を持つ国内外の投資先企業と連携し、新たなプロダクトやサービスの基礎となる研究成果を生み出すことを目的に昨年7月に発足したDG Labは、同オープンプラットフォームの様々な用途への応用を促進することで、インタラクティブ・エージェントの活用シーンを広げ、より多くのユーザーに便利な体験を提供することを目指すとのことだ。