アイデア創りから事業化まで総合サポート

ビジネス界における成功の秘訣は、アイデアとタイミング――。独創的なことを思いついてもそれを実現する時期が遅ければ敗者になり、また独創的な種があってもそれを芽吹かせるまでに時間を要していては、勝利の女神が通り過ぎてしまう。

近年デジタルトランスフォーメーションの進展により、企業各社は新しいビジネスの創出に取り組んでいる。新技術をいち早くビジネスに取り入れ早期開始を実現するために、米国シリコンバレーを始めとする国内外のベンチャー企業や公的研究機関等との連携によるオープンイノベーションが始まっているという。伊藤忠テクノソリューションズ株式会社は、お客との新規ビジネスのアイデア創出から事業化までを総合的に支援するオープンイノベーションプラットフォーム「CTC Future Factory」をきょうから開始すると発表した。

アイデアソンやハッカソンの場所や機会を提供し、共同研究や事業化の検討も支援する。IT技術を活用し新規ビジネスの立ち上げを行う同社の「未来技術研究所」を中心に、各段階でのコンサルティングサービスも提供するという。CTC Future Factoryは4種のサービスで構成されている。
「Engineering(CTC Agilemix)」では、同社の有識エンジニアがお客とアイデアを共同創出し、プロトタイプ開発からリリース後の運用・改善までを支援。「CommunityInnovators Meetup)」では、イノベーション創出のきっかけとなる異業種大手やベンチャー企業などとのネットワーキングイベントや外部コミュニティとの共催イベントを開催、CTC独自のグローバルパートナーシップやマーケットリサーチを通じて、先端技術情報も提供。そして、「Producing」では、お客とベンチャー企業/キャピタルとのマッチング支援や、アイデアの事業化に向けたコンサルティングを行い、今秋開設予定の「SPACE(DEJIMA)」は、お客とともに未来のアイデアを創出するための拠点とのことだ。

米国グループ会社のITOCHU Techno-Solutions America, Inc.でもオープンイノベーションを実現するための拠点、「Open Innovation Lab」の開設を予定していて、上記DEJIMAとの相互連携によるグローバルオープンイノベーションも支援していくという。