自動車や機械関連部品などの搬送、積み卸し、組立、シーリング、研磨、アーク溶接――。
それが働ける現場は多い。世界各地に工場がある。
近年の更なる生産性向上の要望を背景に、ロボットには出来る限りコンパクトな設置性を確保しながら、可搬質量の増加やさらなる高速・高精度化が求められているという。株式会社安川電機は、多用途適用型ロボット(GPシリーズ)の 新たなラインアップとして、MOTOMAN-GP25(可搬質量25kg)を本日より販売開始した。
部品搬送、組立、シーリング、ロードアンロード、研磨等の様々な分野の自動化に活用できる、新型ロボットは、従来の最高速度制限を撤廃し、加減速制御の改善をしたことで、ロボットの出しうる最高速度で動作し、ロボットの姿勢によらず限界まで加減速時間を短縮する。ほかに、新たな軌跡制御の採用により、軌跡誤差を80%減少(同社従来比)して、動作速度変化によらず軌道は1本。今までアクセスできなかったところに手が届く業界トップクラスの動作範囲、耐環境性に優れたアーム形状、セットアップ時間の短縮と異常時対応の向上といった特長を実現している。
新たな制御方式を採用し、世界各地域で異なる電圧や安全規格など様々なニーズに対応できる新型コントローラ「YRC1000」と併用することで、そのパフォーマンスを最大限に引き出せるという。
「GPシリーズ」では、MOTOMAN-GP25に続いて、今後も順次ラインアップを拡充。動作性能、操作性、保全作業効率を向上し、使いやすさを追求していくとのことだ。