来年にも新東名高速道路で貨物車両の自動隊列走行実験が始まりそうで、2020年をめどにした自動運転技術の開発が加速している。と同時につながる車(コネクティッドカー)のインフォメーションとエンターテインメントを司る、車載インフォテイメントシステムが進化している。これらはみなデジタルトランスフォーメーションのひとつに数えられ、デジタルである限りすべてオンかオフ、すなわち「電気で動く」。きっと電動車両との相性も良いだろう――。
その電動車両、電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)向け充電スポット検索アプリ「EVsmart®」を、一昨年から「三菱自動車 電動車両サポート」へOEM提供しているアユダンテ株式会社は、運転しながら的確な情報を得られるAndroid Auto対応アプリ「電動車両サポート」を開発。きょう、三菱自動車工業株式会社から正式リリースされたことを公表した。
Androidスマートフォンと車載ディスプレイを連携させ、ドライバーが、「ナビゲーション」「電話」「メッセージの送受信」「音楽」など、スマートフォンの機能に、簡単かつ安全にアクセスできるようにするためのシステム――Android Autoに対応した「電動車両サポート」アプリをインストールしたスマホを、『アウトランダーPHEV』の純正スマートフォン連携ディスプレイオーディオ[SDA]につなぐことで、日々更新される最新の情報を元にした充電スポット検索や、リアルタイムの満空状態(「利用中」/「休止中」) などの確認がSDA画面上で可能になり、検索した充電スポットをGoogleマップに共有し、ルート案内の目的地に設定することもできるという。
アユダンテ社は、三菱自動車が目指す、先進的なコネクティッドカー技術によりクルマと情報ネットワークの一体化の推進、多彩なサービスと今までにないドライブ体験の提供、電動車両の先駆者としてその普及促進、持続可能な社会の構築への貢献に対し、今後とも技術力でサポートしていくとした。
――いまさら充電スポットのことなど、杞憂に過ぎないようだ。