人の能力を補完するAIロボット、発進!

人工知能(AI)およびそれを活用したロボットが、いずれ人間の仕事を奪うと警鐘を鳴らす人たちがいる。 一方、ある外国企業の研究者は最近、そんなものは学者たちの戯言だと一笑に付した。

(BP-Affairs編集部)

いまサービス業を中心に人手不足が叫ばれる日本、超高齢社会に向かいつつ、いわるゆインバウンドで景気を良くしようとしているこの国で、ロボットおよびAIについて、どちらの意見に耳を傾けるべきだろうか――。
その答えを、日本国内でも有数のロボットアプリ開発・導入実績をもつ株式会社ヘッドウォータースが提示した。

労働力として期待される最新テクノロジーであるロボティクスとAIを組み合わせたソリューションとして独自に展開するクラウドロボティクスサービス「SynApps」を活用し、45ケ国語での翻訳・接客を可能にするロボアプリ「Robot Translator」(デモ動画@YouTube)を本日より販売開始するという。同社は、このアプリを「人間の代わり」ではなく、「一般的には人ができない能力を補完するテクノロジー」として、多言語対応機能をコミュニケーションロボットアプリに拡充させたという。

自社開発の「SynApps」とニューラルネットワークを用いた機械翻訳AIを活用することで、日常会話での音声翻訳を実現。また、翻訳機能はクラウド上に持たせているため、ソフトバンクロボティクス株式会社の「Pepper」、ヴイストン株式会社が提供する卓上ロボット「Sota」、シャープ株式会社が提供する持ち運びできるロボット「ロボホン」へも同等の機能を活用することができ、スマートフォンやタブレット、デジタルサイネージにも連携適用が可能だという。

「Robot Translator」は、「会話コミュニケーションを通して、会話ログを蓄積し、外国人観光客のニーズの分析が可能」、「顔認識と連携させる事で、顔を捉えたら自動的にその人の母国語を自動で識別させる事が可能」、「翻訳機能はAPI提供していて、アプリ開発や既存サービスに組み込み可能」などの特長も備えているとのことだ。